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生協ケアホーム大井

生協ケアホーム大井

 小規模多機能型居宅介護(通称:小多機)9床と、グループホーム9床×2ユニットの複合施設の計画。緑道を挟んだ南側隣地には事業主の医療法人が運営する既存診療所があり、医療と介護の連携を図ることを目的に本施設が計画された。

 1階に地域交流スペースと小多機、2・3階にグループホームを1ユニットずつ設け、残りのスペースにスタッフ諸室を配置している。コンパクトな敷地に必要な要素を過不足なく収めるため、合理的な平面計画を心掛けた。敷地が東西に長い形状であることから、各ユニットの個室は全室南 向きの片廊下型のプラン構成としている。
 内装やサインは木を積極的に使い、温かみのあるものとした。加えて、 かつて地域のシンボルとして親しまれた「オナガ」「銀木犀」「桔梗」を モチーフに、各ユニットを示すサインとしてデザインしている。
 構造は最大125mm角の鉄骨柱と幅広のSt-FBによるブレースの採用により、室内に柱型を出さない大スパンの無柱空間を実現した。
 また1階の宿泊室1室と、2階の個室2室は簡易的な陰圧環境を作れる 換気設備設け、感染症対応の部屋として管理可能な計画としている。

 今回、緑道側の境界にはフェンスではなく生垣を設けた。個室のプライバシーに配慮をしつつ、緑道の緑も借景としている。診療所と緑道の境界フェンスも撤去する予定で、物理的な障壁を取り除くことにより、このエリアに広がりを持つ一体的な景観が生まれることを期待している。
*他事務所との共同設計

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