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白楽の庭

白楽の庭

 以前に住宅改修の仕事(白楽の家)をいただいたクライアントから新たに依頼されて行った庭の改修デザイン。元々あった庭は前の所有者以来の状態で使われていて、木製デッキの老朽化が目立ち始めており、また庭の作りは開放的な反面開けっぴろげで、クライアントの望む落ち着いたスタイルに適っていなかったことに加え、デッキ部分とその他の庭が分割された格好で、実際の面積ほど広さを感じられないという課題がありました。
 そこで、庭の主なスペースについて、外周に視線を遮る背の高いフェンスを設けるとともに、床も新しい材料で一面デッキ張りにすることで、日々気軽に使え、広がりがあって寛げる庭になるよう計画しています。
 フェンスは、イペ材(耐久性が高く落ち着いた雰囲気がある)を隙間を開けて横張りにしており、視線を遮りながら風通しを良くしています。また屋内のプライバシーや庭の落ち着きを妨げない位置に”窓”を設けることにより、極端に囲い過ぎて周囲を拒絶する格好にならないようにしています。なお、敷地は斜面地で風を遮るものが少ないため、強風への対策は入念に考えました。風通しの良いフェンスの張り方はその対策の一つでもありますが、構造的な補強のためフェンスの内側にフレームを2箇所設けて います。このフレームは、シェードを張ることで夏の厳しい日差しを遮るパーゴラとしての機能も持たせており、その下には寝そべることもできる ゆったりとした広さのベンチも設けています。
 植栽については特段要望が無かったものの最低限の植栽は必要と考え、可能な限り既存植物を残すとともに、新たにオリーブなどのメンテナンスが容易なものを中心に、場所を限定して植えることとしました。

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